あなたの備忘録のブログ

個人的な日記を自分宛に書いています

ビジネスライクな関係は分かりやすい

散歩していたら思ったより落ち葉があってそういやもう9月下旬だな、と思った。無職になって半年以上経っていることを思って、歩いた。

 

今日も転職エージェントと会話をした。新しい求人の紹介を受けて、既存の応募した会社との面接練習を行う。想定問答でも「会社に長く務める意志があることを示しましょう」「自分の業務内容に直接関わらないこと(賃金の話とか休暇の話とか)を積極的に聞くのは控えましょう」となって、まあそういう風になるよなぁ、って思った。なんというか、あくまでエージェントの目的は俺が会社に勤めることであって、そのために最適な方法を提示することが高優先度なんだよなーという当たり前のことに気が付く。

別に転職エージェントは俺の友人でもなければ家族でもないので、俺の今後の人生について考慮しているわけではない、あくまで「働きたい」というニーズに応えるのがお仕事。露悪的に言ってしまうと、将来性がない仕事やブラックな企業に突っ込んでも構わないスタンスではあるのだろう(もちろん会社の評判や個人の信用に傷がつくのでそんなことはしない、と思う。……大丈夫だよね?)。

なので、転職エージェントが「そういうもの」だと理解した上で求人とかを利用しないといけないな、と思った。なんだか自分の話を聞いてくれるだけで嬉しくなって友達感覚になりそうなので、そこの線引きをしないといけない。逆に考えたら相手の行動原理がはっきりしているので、そこから外れないという点は信用に値するわけで。お互いのためにもそういうビジネスライクな関係を良好に保ちたいな、と思った。

 

転職先の仕事について、有り体に言うと「ブランクの空いた人に紹介できる求人はかなり限られます」とのことで。まあそういう転職エージェントを選んだのでそうなんだけど、ハッキリ言われてちょっと傷つく。事実だからなお効くね。

逆に言うと、正社員で雇用のある人が受けられる求人はもっと充実しているとのことで。それを目指すための足掛かりという点でも就職したほうがいいですよ、そもそもニートが贅沢言ってんじゃねえよ、ってことなんだろうね。それを受け入れるところが難しいね。余計なプライドは捨てましょう。

 

前職で適応障害による休職経験があるのだが、職務経歴書にそれを書くのか問題がある。休職は会社に在籍しており、前職の内部の話なのであえて公開する義務はない、らしい(もちろん休職期間に働いていた、というのは嘘になるが)。もっとも社会保障の経歴や傷病手当金の申請履歴をさかのぼると普通に分かるそうなので、あえて隠すのもなぁ~という気持ちもある。

言い方は良くないけど、内定をもぎ取るだけなら隠した方がいい。別に入社後に分かったとてそれで辞めてくれ、なんて言われることはない。転職エージェントも「より内定取得に近づくならあえて言わない方がいいです、言うかどうかは任せますが、休職を明言すると内定取得率は大幅に下がります」と釘を刺された。

もっとも、最終的には意図的に隠していたことが露呈するので気持ちがいいものではないよね、って話。個人単位の信用問題と、気持ちの問題。どうしてもありのままを受け入れてほしい気持ちがあるし、嘘は良くないという思いがある。「嘘ではない、聞かれなかったから言っていないだけだ」といえばそれまでだけど、それは詐欺師や悪魔の発想じゃあないのか、って引っかかってしまう。なんというか、内定のためには盛るのも嘘も許されるよね感が大学時代の就活ムードを思い起こさせて嫌になる。こういう点も嫌いだったんだよなーって思い出した。あとはキラキラした雰囲気とか。

 

こういった俺の気持ちの葛藤まではエージェントは考慮しない。これは自分で決めることなのだ。